消化器内視鏡センターEndoscopy Center
for Digestive Diseases

内視鏡検査時間・休診日 Medical subjects

検査内容 検査
時間帯
胃カメラ 午前
大腸カメラ 午後

休診日土曜日・日曜日・祝日・年末年始・お盆

ご予約・お問い合わせ

消化器内視鏡センター

TEL:(0569)20-2210(代表)
FAX:(0569)20-2212(専用)



Endoscopy Center for Digestive Diseases

概要

上部消化管(食道、胃、十二指腸)、下部消化管(大腸)の内視鏡に関する検査や治療をここで行っています。

病気の有無を調べる各種内視鏡検査を行えるほか、大腸ポリープの切除も可能な範囲で行っています。さらなる精密検査が必要な場合、手術が必要な場合、消化管出血等の緊急処置が必要な場合は、高次医療病院と連携して紹介させていただきます。

特色

検査室は1部屋です。十分な広さが確保されており、検査後は画像をお見せしながらその場で検査結果をお伝えします。細胞を取った場合は病理の検査に日数を要しますので、後日外来で改めて説明する場合があります。
大腸内視鏡検査の前処置として下剤を飲む場合、プライバシーに配慮して個室ブースを用意しております。トイレも近いので安心です。



State-of-the-Art Endoscopy System

上部消化管内視鏡検査では苦痛の少ない、最新の経鼻内視鏡を使用しています(経口内視鏡に比べると内径が細い分、精密な検査や処置はできません)。
大腸内視鏡では最新の高画質(ハイビジョン)内視鏡機器、拡大内視鏡、特殊光(BLI)検査等の機器を備え診断精度の高い検査を行っています。

上部消化管用スコープ
「EG-840N」

従来の経鼻スコープの先端外径5.8mmを維持しながら、高解像度CMOSセンサーを搭載。近接から遠景まで、高精細な画像を得られます。

下部消化管用拡大スコープ
「EC-760Z-VM」

光学拡大率最大145倍の拡大観察が可能で、粘膜の表面を詳細に観察することができます。

内視鏡ソリューション
内視鏡情報管理システム
「NEXUS」

全国約60施設で稼働実績のある「NEXUS」。
内視鏡部門内のさまざまな運用を電子化し効率化する事は勿論、放射線部門システムや病理部門システムなど内視鏡が関与する他部門ネットワークシステムとの接続が可能です。「NEXUS」は内視鏡部門を中心に「つながる医療」を実現しています。



Flow

胃カメラ

01

ゼリー状麻酔薬で咽頭麻酔

前処置として付着粘液などを除去し胃内を観察しやすくする薬を内服します。鼻腔の麻酔や咽頭麻酔はゼリー状麻酔薬を用いて行います。

02

リラックスして最新の機器を備えた検査室へ

検査室に移動します。義歯や眼鏡は外していただき、ネクタイやべルトはゆるめてリラックスできるようにします。検査には検査医のほかに看護師が付き添います。

03

できるだけ苦痛の少ない安全な検査を心がけて

当内視鏡センターではできるだけ苦痛が少なく、また繰り返し検査を受けていただけるように心がけております。

04

検査終了

検査後は画像をお見せしながら検査担当医が結果を説明いたします。細胞検査を行った場合は、後日改めて外来担当医が説明いたします。

大腸カメラ

01

腸管洗浄液を内服して腸の中をきれいに

前処置として1.5-2Lの腸管洗浄液を内服します。その後排便し、最後は便が透明になるくらいまできれいにします。量が多くて飲めるか不安な場合はご相談ください。

02

リラックスして最新の機器を備えた検査室へ

更衣室で検査着とパンツに着替えていただき、検査室に移動します。必要な場合は点滴による静脈麻酔で眠ったまま検査を受けることもできます。

03

できるだけ苦痛の少ない安全な検査を心がけて

当内視鏡センターではできるだけ苦痛が少なく、また繰り返し検査を受けていただけるように心がけております。

04

検査終了

検査後は画像をお見せしながら検査担当医が結果を説明いたします。細胞検査を行った場合は、後日改めて外来担当医が説明いたします。



FAQ

検査時の服装で気をつけることはありますか?

特にありませんが、着替えのしやすい服装が便利でおすすめです。また内視鏡検査では胃や大腸を空気で膨らませて観察するため、検査中だけでなく検査後もお腹が張ることがあります。検査当日は体を締め付けない、ゆったりとした服装でお越しください。

大腸の内視鏡検査は苦しい検査であると聞くことがありますが、実際はどうなのでしょうか?

大腸検査が苦しいと言われる理由は、腸洗浄の下剤をたくさん飲まなければいけないことと、内視鏡を大腸の奥まで挿入する際の体の負担にあります。当院では挿入法、早気法などの工夫により負担を最小限に留めるよう努めていますが、内視鏡からの送気でお腹が張ったり、過長な腸、手術後の癒着、肥満などの要因により挿入に時間がかかったり、痛みを感じることがあるのも事実です。
当院では看護師が検査に付き添い、常に患者様の状態を確認し、異常や不安を感じたときも相談いただけるようにし、安心して検査を受けていただけるよう努めています。

毎年会社の検診で、便のヘモグロビン検査で陽性となりますが、大腸カメラによる検査をうける必要があるでしょうか?

基本的には大腸カメラによる検査を受けていただく必要があると考えます。便潜血反応が陽性となり、その中でがんが見つかる割合は2-3%という報告もあります。また、がんはなくてもがんの元になるポリープ(腺腫)がみつかる方も多くいます。腺腫の段階で内視鏡的に病変を切除すればがんの予防になると言われています。
検診で便潜血陽性を指摘されたら、なるべく早いうちに1度検査を受けることをおすすめします。